こんにちわ。
今回は、珍しく株の銘柄選択に関してのレポートです。
私の好きな株主優待銘柄を買う時の【一つの考え方みたいもの】も入ってますが、
参考になるかはわかりません(w
さて、では今回取り上げる銘柄ですが、
皆さんも近場にあれば比較的買い物なんかで利用するのではないかな?と思う、
イオン(株)【8267】です。
が、今回のレポートに関して経営的な数字のお話には一切触れていません!!
(業績関係に関しての前期、また今期の数字分析を一切を省いている。)
そこまでする余力はありませんでしたw
それでは、早速いっていましょう。
イオン(株)【8267】買い時は!?株主優待と配当を考えつつ、現在の生活環境から検討してみた!!
それでは本題です。
まず、イオン(株)の優待を見ていきましょう。
優待目当ての銘柄を買う時は自分の生活に沿っているのか?
は重要になります。
(だって、期限付きで〇〇%のバックの割引券とか使わなかったら無意味でしょ?)
ということで、今回は私のケースで検討してみたという部分がふんだんにあるので、
考え方の参考程度に読み物として読んでくれればと思います。
イオン(株)の株主優待とはどんなものか?
イオン(株)の優待説明は、下記の公式HPにありますので、
まずは目を通してみてください。
今回は、私の生活の範囲を含めて、今のこの株が買い時か否かという判断をするという記事ですが、人によってさまざまになるということも忘れないでください。
⇒月額購入するだろう金額やそもそもの現在のバック率の違い、
保有予定期間想定の違いなど
ちなみに、私がずっと長期で持っているビッグカメラの長期での配当&株主優待の結果に関しては、こちらに記載しています。
⇒【ビックカメラ(3048)】を「株主優待」目的で5年間長期投資した【配当や株主優待券】などのインカムゲインを公開!
さて、それでは先ほどのイオンの株主優待を見てもらったらおわかりでしょうが、
簡単に言うと、
株式の保有数に応じて買い物において還元が行われるという優待です。
えーーーー!結構でかいっ!!
と思いますよね!
下記が優待としてあるのですが、見てください。
特典1 まいにちのお買い物がおトク! 3・4・5・7%のキャッシュバック
100株以上所有の株主さまの
「株主ご優待カード」ですお買物の際に、オーナーズカードをご提示いただき、現金又はWAON(イオンの電子マネー)、イオンマークのカードでのクレジット払い、イオン商品券、イオンギフトカードでお支払いください。
持株数に応じて、お買上げ金額合計に下記の返金率を乗じた金額を半年ごとに返金します。但し、専門店など一部の会社・店舗では現金払いのみ特典適用になります。
(100~499株 3%)
(500~999株 4%)
(1000~2999株 5%)
(3000株~ 7%)
引用:イオン株主優待制度公式HP
なんかすごい還元される!!!
買いだっ!!
と思った方はちょっと待った!!
ゆっくり見ていこう!
株価の変動する過去の幅と、損失想定を考えたときに、
優待が受けれる株式数と優待の相関性的には、
100株が一番株主優待の費用対効果は高いとみて取れます。
(多くの優待銘柄が、最低株式優待が費用対効果高かったりします)
そして、そもそも100株以上買う予定なんてさらさらなかった私は、
100株で3%という想定の元、
【日ごろの買い物での優待還元と、株主配当】
という視点と、現在のイオン(株)=小売業 のPER部分。
そして、現状をとりまくファンダメンタルズ分析という3つの視点及び、
保有期間5年程度は持っておくという想定の元、現在買いに回れるかどうかという点について考察していきます。
イオン(株)【8267】の基本情報をまとめる(PER部分を見てみる)
ざっくりとまとめてみましょう。
他にも見るところはたくさんありますが、
最初は簡単に比較するところから入っていく方が、のちのち銘柄を絞るときに絞りやすくなるかもしれません。
☆データ
8月30日時点 | 株価 | PER | 業界平均PER | 1部上場小売り平均PER | 一株配当 | PBR |
1884 | 63.43 | 55.58 | 43.45 | 36 | 1.51倍 | |
※割高と推定 | 注)スーパーだけではない |
現時点で、PERが業界平均より比較的高めで、割高と見て取れますね。
ただ、小売りは【比較的ざっくり】分類されているので、
同じようなスーパー的だけれども多角的な小売業者のみの抜粋の方が精度高いと思います。。。興味がある人はしてみてくださいな。
また、チャートからも分析してみましょう!
過去2年間でのチャートを見てみても、
上は2800円近くから、下は現時点の1880円程度よりもさらに下の1600円程度となっており、5年保有すると考えたときのリスクもそれなりに想定しておきたいところ。
実際、5年ちょっと前に関して言えば株価は【今の半値】ほどだったりしました。
イオン(株)の優待と配当から5年保有でのトータル損益を検討してみる
まず、株式には配当と株主優待を含めたトータルでの損益の検討も必要です。
そのため、ざっくりと私の生活の範囲で計算してみた資料と考え方を載せます。
一株配当 |
36円(年) |
年間3600円×5年=18000円
(増配も減配もなかった仮定)
配当だけで考えた場合、5年保有10%下落で損失範疇。
となります。
これは、現時点から180円程度株価が下落してしまった場合は、
配当分だけだとトータルで損失になるということになります。
(実際は配当に税金かかるのでもっとシビアだが)
そして、株式優待を日常でどれくらい使うのかな~?
と私自身が考えてみた結果が、下記です。
株主優待効果に関して(100株購入を想定=3%の還元)
※いつでも関連企業での買い物に3%の還元のみの優待に絞って計算。
ワオンを利用して、さらに200円につき1ポイントと考えると、
(株主優待の場合は他社カードでの支払いができない)
3.5%の還元
(さらにイオンカードからのチャージ分があると最大4.5%(4%?)か?)
※現在イオン系列での還元
=楽天クレジットカードでの1%の還元+ワオン会員カードの0.5%で、
還元率は1.5%
実際に株主になったときの現在の生活における月のイオン系列の購入金額想定
月・2万~3万(節約家なのでww)
また、ワオンクレジット等からのチャージなしと考えて(持っていない)、
最大還元率を3.5%と想定。
ただし、現時点での還元率1.5%を引く。
(株主優待を保有していない場合と比較するため)
よって、株主になったときの株主優待で得られる追加の還元率は2%と計算する)
30000×2%=600円 |
×年間12年=7200円 |
×保有期間5年=36000円 |
配当+株主優待における優待還元における実生活を含めたメリット金額。
18,000円+36,000円=54,000円
現時点の株式から30%の下落(1884円現在×100=188400-54000=134400)
=1株⇒1334円までが、
私の生活に付随するイオン(株)の株価下落の許容範囲と考えることもできる。
(5年スパン程度の長期投資的な視点で見たときに)
この配当と株主優待の費用対効果的には、
私の現状では、保有しておきたいとは思えない水準と判断した。
では、イオン(株)の買い時はいつになるだろうか?
最後はファンダメンタルズについて触れて、終わりにしたいと思います。
イオン(株)を取り巻くファンダメンタルズ要因について
10月から消費増税が行われ、10%に増税されますよね。
この影響は小売業は非常に真正面からぶつかると考えられるので、
業績がどこまで下振れするか(もしくはしないか)を見てからでも購入は遅くないかなと思う。
下振れしていって、株価だけが利益よりも率先して下がっていったタイミング(PERの低下)をしっかりと待つのも手ではなかろうかと思った次第です。
また、現在米中が貿易戦争真っ盛りであり、お互いに引くに引けない状態になっているのは薄々感じているのではないかと思う。
理由は単なる意地でもなんでもなく、今後の世界経済のけん引役を決める大勝負とも言える戦いに近いものであり、大国同士そうそう引けないという事情もあるなかでの日本株の現状・・・と考えると、
よっぽど余力で購入するか、比較的短期間に恩恵が受けれる(配当利回りが良くてキャピタルゲイン+配当を受けたら数年も持たずに売り払うという)中期トレード的な感じ・・・
といった戦略でない保有に関して(今回の様な目的)は、地合いが悪いと考えています。
イオン(株)【8267】買い時は!?まとめ
現状、PERを見ても、株主優待の効果と(私の)配当の側面から見ても、
そして、ファンダメンタルズ要因を考えてみたときも、
現時点では買い時とは言えないのではないかという結論に至った。
では、買い時は!?
という点・・・
消費増税の影響を見極めつつ、日経平均と米中の貿易戦争をみながら、
現在よりも低い株価になったときに、再度上記のような計算と経年効果を考えながら、
比較的安定して回収できそうだなというポイントを見極めるのが、
こういった株主優待銘柄の購入タイミングではないかと思う。
以上、久々のレポでした(笑