デリバティブ取引におけるスワップ取引と、FX取引のスワップポイントについて

こんにちわ。

今日は、ちょっとややこしい上に、実際に私も、「なう勉強している部分」の記事を書きたいと思います。間違ってる可能性もかなりあるけど、その時はその時で、後日改定版を出したいと思うよ。

デリバティブ取引って結構聞きますよね? 皆さん、デリバティブ取引って何かわかりますか?

普通に生活している人は答えられなくても何ら問題ないし、毎日仕事などでお疲れの皆さんの脳に、わざわざ小難しい単語をぶち込む必要はまるでないというのが私の見解であります。取引を行う上で、その取引の詳細まで知ってないとトレードすべきではない!!なんてことも思ってないです(私よく知らんし)が、ある程度知っておいた方が良いこともあるのは事実とも思っています。

後は、調べていったら普通に面白いなあって思うはずです。では、どうぞ

デリバティブ取引とは

デリバティブ取引とは、基本的な商品や資産であったり、または契約なんかから派生したものの取引形態のこと。金融派生商品って言われ方もします。

皆さんがよく知っているであろうFX(外国為替証拠金取引)もデリバティブ取引です。単純な外貨を買って円を売るっていう取引ではないですよね。これは派生していますので、デリバティブ取引だな・・・となるわけです。

本来のデリバティブ取引の目的は現物のリスクヘッジが主だったりして、先物とかOPとかもろにそんな感じですよね。会計上もそんな扱いを受けてたりするものだった気がする。→要勉強中。

話が逸れましたが、そのデリバティブ取引取引には大きく区分して3つの取引形態があります。

  1. 先物取引
  2. オプション取引
  3. スワップ取引

今回は、その中でも、スワップ取引というあまり聞いたことがないのではないかな?という用語の解説をしたいと思います。

スワップ取引って何!?

スワップ取引とは、将来の金利変動リスクを管理する手法の一つです。一般に複数の当事者同士で将来のキャッシュ・フロー交換することを約束する取引のことをいいます。(んなこと言われてもピンとこないよねw)

キャッシュ・フローに関しての記事はこちら→「キャッシュ・フローとは!?」身近な使用法は!?

私達の周りであまり馴染みがないですが、金融機関ではある時期から急速に広まり、さらには企業の財務管理に使われる等、非常に重要な地位を確立している取引らしい。そして、その汎用性の高さから個人向け金融商品の中などにも取り込まれるようになっているみたいです(多分為替ヘッジありのやつが通貨スワップ、為替スワップなんかも使っていると思われる)

例えば下記にでてくるけど、固定金利と変動金利を交換する「金利スワップ取引」、異なる通貨のキャッシュフローを交換する「通貨スワップ取引」なんかが代表的です。

ちなみに、FPの2級のテキストなんかだと、マジでさらっとしか書いてなくて、大丈夫なのだろうか・・・これで?と思わないこともないが、そんなことは求められないからであろう。

スワップ取引の種類

スワップ取引にはどのような種類があるのでしょうか?いくつか列挙していきたいと思います。

  • 金利スワップ
  • 通貨スワップ
  • クーポンスワップ(元本の交換を行わない通貨スワップ)
  • エクイティスワップ
  • コモディティスワップ

このうち、今回解説するのは、金利スワップと、通貨スワップです。なぜなら代表的なスワップ取引なのと、私がそれ以降になるときちんと説明できないからですわっぷ!

金利スワップ

特定の通貨間での(日本円なら日本円)金利を交換するという取引です。では、具体的にはどんなものがあるでしょうか?

例)私と皆さんのローンの問題

私は、固定金利でローンを組んでいますが、今後金利は下がると考えています。

読者の皆さんは、変動金利でローンを組んでいて今後金利は上がると考えています。

その他の条件が偶然の一致!!良しっ!!お互いの利害も同じだし、金利部分を交換しよう。。。ざっくりと言うとマジでこんな感じですが、色々と上の三行を読んだだけでも気になることはあると思いますし、多分例を出し続けると数字が沢山でてきて切りがないと思います。

そのため、金利スワップとは同じ通貨間での金利部分を交換する取引と覚えておきましょう。

すいません、金利スワップは以上ですw

通貨スワップ

通貨スワップとは、異なる通貨(ユーロと円)などのキャッシュ・フロー(現金収支の流れ)交換する取引のこと。普通は金利交換に加えて、取引開始時と最終日に元本の交換も行われる取引です。通貨スワップの実例として、一般的には中長期の外貨建て債券債務の為替リスクのヘッジなどに利用されることが多いので、下記に図で例を出してみる。

例)通貨スワップの例

皆さんも社員と思って一緒に考えてみてね!

私達、仮想通貨連合株式会社も、アメリカで大きく成長をし続けてきたなあ。しかし、ここにきて、ちょっとお金がいるようになってしまった。

アメリカ国内なので、ドル建てで社債を発行して、(新規のマネーを効率よく得られるのがドル建てな訳ですね。。。例では)資金を得たいところであります。でも、実際に今手元に欲しいのは円なんだ!!取引先は円で要求してきている。

ドル建てでの社債発行だと、ドルは来るけど円は来ない。そして為替リスクも取りたくない。。。ということで、金融機関に通貨スワップ取引をもちかけてOKされました。

  1. ドル建ての社債の発行→投資家に買ってもらう $ゲット
  2. 金融機関へのスワップ取引 $とドルの金利を金融機関へ ¥と円の金利を会社へ
  3. 円の調達が完了

という、画像超ちっちゃくなりましたが、上記の通貨スワップ取引を金融機関と行うことで、私達の会社は、実質途中にある利払いの時に金融機関への円で支払う金利分だけの負担で一連の流れがすむという訳です。

スワップ取引まとめ

まとめです。

「スワップ取引は、デリバティブ取引の大きく分けた3つの内の1つで、主に為替ヘッジを目的にして行われている交換取引です。」

じゃあ、スワップポイントって何?

スワップ、スワップと沢山出てきたと思いますが、皆さんが馴染みのスワップといえば、国家間のスワップ協定とか、FXのスワップポイントだと思います。

スワップ協定にについては、今回はスルー。少なくとも、スワップ協定の考え方は、上記で話したスワップ取引の概念とは「ちょっと違う」とだけお伝えして、FXのスワップポイントについて解説したいと思います。

FXのスワップポイントの仕組み!?

皆さんは、先日のトルコリラの利上げをご存知ですか?政策金利24%という驚異的な金利になりました。この政策金利が〜から説明しだすと、また長くなってしまうので、池上章の番組を見るとかしてください。

政策金利が高い金利になったんだ〜という認識でいきましょう。笑

嘘です。そのうち書けたら記事書きます。

では、トルコリラをFXの口座でロングした時のスワップポイントとは、トルコリラの金利を受け取るということなのでしょうか?

答えは違います。(私も便宜上とか、普通に書いてて金利って言っちゃうけど)

まず、スワップポイントとは、外貨預金でいう利息のように入ってはきますが、「似て非なるもの」です。金利が異なる2種類の通貨ペアの保有日数によって付与される、2通貨間の金利差調整分のことをスワップポイントと言います。

ん?どういうことだ?と思ったかもしれません。

FXは外国為替証拠金取引取引なので、証拠金を入れて取引している形になりますよね。私達はトルコリラのロングを行った時、トルコリラを保有しているのでしょうか?私達は、トルコリラ円のロングという建玉を保有していることになります。

このときのFXの状況としては、レバをかけるため、状況としては「円を借りて、トルコリラを買っている状態を保有」なので、

円を借りていて円の金利を払わなくてはならない状態+トルコリラを保有している金利が入ってくる状態であると考えてください。単純な外貨預金の利息とは異なることがわかりますね。

そのため、計算式は下記のようになります。

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スワップポイントの参考値=為替レート × 10000通貨× 金利差÷365

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これで計算して出して見ると、確実に業者が提示している数字よりも高い金額がでます。まあ、業者もビジネスですし、金利も日々変化しているので、おおよその金利で出す数字ということ、あくまでただの参考値です。

さて、ここからさらにロールオーバーという点からスワップポイントの付与日やら〜とか、そもそもの仕組みのお話にはいきませんっ。

もう終わりよっ!!そのうち書きますねww。

まとめ

デリバティブ取引の中に、スワップ取引っていう為替ヘッジの金融取引(金融商品)がありますよ。そして、スワップって名前がツイているものは「交換」って意味のものだから、それぞれどことなく似ているけど、それぞれのニュアンスは違ったりしますよ〜っと言うことで、今回はスワップ取引からスワップポイントについてをお話しました。

余談ですが、金融の成果には同じ名前なのに、全く異なる意味を持つ単語もありますので、混同しないように気を付けましょう。

最後まで読んでくれたあなたは、4000字が読み終わりました。

お疲れ様でした。

参考文献
【中古】 入門 外国為替のしくみ 見る・読む・深く・わかる /小口幸伸【著】 【中古】afb

スワップ取引のすべて第5版 [ 杉本浩一 ]→→基礎から学ぶスワップ取引 は真面目に勉強したい人の切り口にマジでお勧め!!ただし専門書

金融財政研究会出版物

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