外国為替レートが動く理由を少しだけ解説してみた記事(3章)

今回の記事は、外国為替のレートがなぜ動くのかというお話をちょっと細かく輪切りにしてお伝えしたいと思います。

特に、「あんまり外国為替って良くわからない」「FXって何!?」といった人向けだったり、何となくわかってるけど、ちょっと深堀りするとどんな理屈なのかというところくらいまでお話できれば良いなと思っています。

自分で書いてて思いますが、こういう系の記事が一番好きかもしれないですねw

外国為替レートはなぜ動くのか!?

物の値段の付き方の基本は、書い手と売り手の関係性によります。

つまりどういうことだってばよ?というと、よく聞く「需要と供給」というやつです。需要が多ければ、その求めるものの価格があがり、供給が多ければ逆にさがります。

外国為替も大きい枠で見ると一つの商品ですので、ここでも需要と供給のバランスという考え方で値段の変動が起こります。言い換えれば、世界中で円を欲しがる人が多ければ円の値段が相対的に見て上がる(円高)になりますし、欲しがる人が減れば下がる(円安)になります。

需要と供給が生まれる3つの要因

今度は外国為替での、需要と供給が生まれる要因を見ていきたいと思います。需要と供給で値段が動きますと言われたら、「そうだよね」となるけれど、需要と供給が生まれる要因ってなんだろう?とまでは余り考えないのではないだろうか??と思ったので書いている次第です。

  1. 経常取引による要因
  2. 資本取引による要因
  3. スペキュレーションによる要因

経常取引とは、実際の物の売買によって起きる貿易取引その他サービスなどの売買(ですが、分類とかに関しての詳細は、自分で勉強してみてください)

資本取引とは、外国の有価証券や債権などの購入したりする取引(投資することももちろん含む)

①経常取引による要因

例えば、貿易取引を身近にしてみるとわかりやすいかもしれませんが、

私が個人事業でECサイトをしているとしましょう。アメリカのボブ・ブライアン(仮名)という方からの注文があり、ドル建て販売しました(輸出)。すると私の銀行口座にはドルが入ってくる。

私はそのままドルを持っていても日本国内での買い物や家賃の支払いに使えないから、ドルを円にした→この行為は市場でドルを売って円を買っているため、市場にドルを供給したことになります。

逆だとどうでしょうか?私は、今度は国内での販売の販路を拡大するために、中国から仕入れをするために中国の業者、チャン・チャンチンさんから「飲むだけで筋肉ムキムキになるかもしれない烏龍茶」を1000万lotほど買いたかった(輸入)ため、人民元を購入することになりました。→これで人民元の需要が発生しています。

あえて、通貨を変えてお話しましたが、要はこういう流れが沢山積み重なって「需要と供給の関係」というのができているということです。

②資本取引による要因

資本取引は上にも書きましたが、外国の証券などを売り買いする取引です。ここからは証券に投資した話に絞って、資本取引による要因をお話しましょう。

例えば、私がアメリカの証券を買う時などに、本来はドルが必要になります。その場合は、市場でドルを購入するため、ドルの需要が生まれます。今度は証券を売却する時は逆です。円にもどすことになるため、市場にドルを供給することになります。

逆に、アメリカのボブは日本国の株式マジイーネ!!と思っていて、とある証券を買います。このとき、円が必要になるため円の需要が生まれますし、逆にもどすときは、円の供給が生まれます。

③スペキュレーションによる要因

スペキュレーションとか格好いい感じですが、要は投機取引です。投機取引とは為替差益を狙って行われる取引で、需要と供給の関係はここにもあります。

例えば、私が「これからドルが上がりそうだからドルを買う」となればドルの需要が生まれます。

また、逆に私はドルも持っていますが、

「ドルが下がりそうだから今はドルを売る」はドルの供給が増えるイメージです。

前者では、利益確定の時にドルの供給が発生し、後者ではドルの買い戻しのときにドルの需要が生まれます。

実はこの投機取引が為替市場の売買高の大部分をしめています。

実需?投機?外国為替レートとの関係

上記でだした①経常取引と②資本取引は実需にあたり、実需とは経済取引の裏付けのある取引です。そして、経済的な裏付けのない取引として③スペキュレーション取引(投機取引)があります。

投機勢がいることは、悪いことに思うかもしれませんが、基本的には流動性の確保や様々なバックグランドの人が参加することによる多様性という部分などでもメリットが大きく、仮に実需のみの市場参加者ばかりになると一方方向に傾きやすい相場になりがちです。そうなってくると徐々に実需でドルが欲しいのに買えなくなってしまう。ということも起きやすくなるらしい。

まあ、でも反転売買とかを短期間で行う勢が相場を下支えしてくれていると思ったら納得かなと思います。

実は為替市場をしめる実需と投機の割合は1:9超えと言われていて、投機筋の売買高が圧倒的に多いです。

外国為替レートが動く理由

さて、需要と供給で動きが決まるんだなと。そして、実需と投機というものがあって、実需が圧倒的に少ないんだ〜というところまでは、なんとなくわかってもらえたかなと思います。

では、投機筋と実需筋のどちらが相場を動かしているのでしょうか?

答えは、両方です

最後にこのお話をして、まとめにしたいと思います。

まず、投機筋は売買のスパンが非常に短いのと、最終的にはポジションをクローズしなければいけません。よって、投機筋による価格の変動は一時的なことが多いです。(その限りではないですが)

そして、実需による外貨の買いや売りには、基本的に反転売買がかなり長いか、そもそも反転売買をしない取引です。ということはそこで発生した需要と供給はジワーっと相場の方向性に影響を与えます。

もちろん、実需筋と投機筋もお互いの動向はしっかりとチェックする必要があるのは言うまでもありませんね。

最後に

と言うように、相場の実需筋、投機筋の両方の需要と供給によって価格が決まってきますよと。

そしてこの需要と供給って言うのは、基本的なところを言うと「需要曲線と供給曲線と市場価格」っていうお話もありますよという、興味を持ってもらえたらなという書き方をして、終わりにしたいと思います。

お疲れ様でした。

参考文献
【中古】 入門 外国為替のしくみ 見る・読む・深く・わかる /小口幸伸【著】 【中古】afb

スワップ取引のすべて第5版 [ 杉本浩一 ]→→基礎から学ぶスワップ取引にマジでお勧め!!ただし専門書

金融財政研究会出版物

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