こんにちわ。
仮想通貨から投資参入をしていた人でも、ここ最近(執筆時点で10月23日)の仮想通貨のボラリティの低さなどから、外国為替取引や株取引に移行しようとしている人も多いかと思います。
これは界隈に長くいて、観測している私が感じているのでほぼ間違いないと思われます。
しかし、いざ移行してみると意外と見るべき点がわからないといった人も多いのでは?
ここでは、見る点として共通していること、異なる(仮想通貨にない)ことに関して記述していければ良いかなと思います。
あくまで仮想通貨FX(メジャーなものでビットコインFX)と為替FXという2つを比較していきます。
現物取引に関してはまた視点が異なるため、外国為替証拠金取引取引(仮想通貨含む)に絞っていきたいと思います。
※そのため、為替FX=外国為替証拠金取引のことを指す意味合いで使っていきます。
ちなみに、私が使っているFX口座は「楽天FX」です。
仮想通貨FXと為替FXの様々な違い
仮想通貨FXのと為替FXとの違いは、規制、取引所の状態、トレードする上で追っていくべき情報と様々な面で異なります。
それでは、さっそく違いをいくつか見ていきましょう。
仮想通貨FXと為替FXのレバ規制の違い(今後
今後のレバレッジ規制に関しての違いがあります。
仮想通貨では、仮想通貨交換業協会の自主規制、取引のレバレッジは4倍上限で調整している流れがあります。
背景には、そもそもの仮想通貨のボラリティが大きかったことでレバレッジを大きくかけることへのリスク管理が、初心者には難しいなどのこともあるだろうし、何らかの圧力もあったかもしれません。
それに対して、為替FXに関しては今後規制強化があったとしてもレバレッジは10倍程度になると言われていて、単純なレバレッジ規制だけを切り取ってみると、為替FXの方がレバレッジを掛けての取引ができるという話になってきます。
ただし、1日のボラリティという意味では、為替の方が流動性が大きく、かつ様々な要因が絡む分少ないため、レバレッジ上限4倍という仮想通貨方の規制は、賛否はありますがそんなところから算出した数値なのではないかな?
とも思っています。
ボラティリティの大きさの違い
仮想通貨は、ここ最近はボラリティが少なくなっている傾向がありますが、ここ一年を振り返って見てもボラリティは圧倒的に他の金融商品に比べて大きい状態でした。
1日に10%近く変動することも多々ありましたし、それ以上の変動率があることもざらでした。
為替での10%変動と言うと、もう大暴落(大暴騰)と言っていいレベルです。
最近起きたトルコショックでのドルコリラの暴落率でも、一日の変動が20%程度なので、仮想通貨のこれまでの暴騰、暴落がいかにクレイジーかは一旦離れるとよくわかりますw
ちなみに短時間で下落した為替の話で言うと、
- 2015年 スイスフランショック 短時間で3000pipsの下落
- 2015年 チャイナショック 不明
- 2018年 トルコショック 500pips近くの下落
このうち、スイスフランショック、トルコショックなどは事前に予想を建てて儲けていた猛者もいますが、チャイナショックは今も明確な原因は私自身も???となっている部分もあり、完全に予想するのは難しですよね。
ここでは、為替の大暴落のお話をしましたが、仮想通貨では2017年、2018年はざらに起きていたできごとでした。そんな中で、レバを大きくかけて取引をしていた人がいかにリスクを取っていたかは簡単に理解できますね。
ただし、ゼロカット(追証がない)取引所で、勝負どころでしっかり取っていけた人はある程度の分析と運が重なれば大きな利益は出せたでしょう。
博打に近い投機。
でも時にはそれも必要です。
取引所の違い
仮想通貨の、海外取引所は例外(私は基本的に海外取引所信用してないのでw)として、国内取引所だけで見るとチョイスできる取引所が非常に少ないのが現状です。
そして、仮想通貨界隈からしたらシステムリスク当たり前。
クラッキングによる盗難があっても動じない。
肝心な時に注文が通らない脆弱なシステム。
何よりもベンチャーが仮想通貨取引所を行っている感じだったため、不安定要素が強いのが仮想通貨FXを行なう時の取引所の特徴です。
また、預けている資産の信託保全義務が現状ないのも問題点・・・(為替FXの業者だと信託保全義務あり)
FX業者の信託保全での外貨運用にメリットについてはこちら
zaifの件ではっきりしましたが、一回のクラッキングで債務不履行的な状態にまっしぐらでしたね。フィスコが手を差し伸べてなければ、利用者はかなりのリスクだった(認識ありますか?)わけです。
では、為替FXの方はどうでしょうか?基本的に過去はFX業者も仮想通貨業者に似たようなものだった気がしますw
ここでは多くは語りませんが、FX業者の利益の上げ方に特徴があって、儲けすぎてる顧客へのBANとかw
少し前も楽天証券で一時的にスプレッドが尋常じゃなく開いて強制決済になっていたり・・・
ただ、徐々に規制が入ったり健全化をしていったり、規約に色々と盛り込んだりして今に至ります。
そのため、今後仮想通貨業者の改善を待って、私は今は仮想通貨FX参入の準備をしています。業界の再編と仮想通貨というもののあり方の観察中という感じです。
トレードする上で見るべき情報
大きく分けてテクニカルとファンダメンタルがありますので、分けてお話したいと思います。
しかし、トレードする上で見るべき情報という点に関しては、ここで書くと列挙していくだけでも1記事分は掛かってしまいそうなので、詳しくはまた別途需要があれば書いていきたいと思います。
テクニカル面
仮想通貨も、為替FXもテクニカルの見方は基本的には変わりません。人によっては、移動平均の長さを日足に関しては変えるとかはあるかもしれません。
この理由としては
月曜から〜金曜まで 5日/週の為替FXと
365日 7/週の仮想通貨FXとの若干の違いかな?
私が見てきた限りでは、大きくテクニカル面で異なる場合があったかと言われたら
「そうでもなかった」
と言えますが、仮想通貨は市場の規模が小さいので、クジラと呼ばれる大口の買いによってテクニカル無視(と言われているが何気に傾向出てます)な変動があることが少し異なる点かな?
と思っています。
後は出来高での状況の変化を結構見る人が多いですよね。私は為替FX取引する時は出来高ほとんど気にしないですし、(ってか正確な市場の為替出来高ってリアルタイムででんの?w多分無理だと思います。)
株のデイ〜スイングの人とかは出来高での取引重要なので、出身の違いっていうのと、個別の銘柄を扱っているっていう意味では株と仮想通貨取引の方が近いかも?どうかな?w
私は株はデイトレーダーをしっかりやってたわけではなく、少し経験としていたのと、銘柄の長期投資なんで、あくまで為替出身です☆
為替の場合のトレードは「通貨間の綱引き」に乗っかる感じです。
ファンダメンタル
ここが大きく異なるんですよね。
仮想通貨の場合は、外部的な要因として今あるのは、先物動向、ETF思惑とか規制、事件、ドミナンスとか、各通貨のポジティブネガティブ要因。
こんなものかなあ?だけれど、
為替の場合は外交、各国の政策金利、経済指標、地学的リスク、要人の思いつき発言!w
OPカット、国債利回りから株との動向との関係性(その時々によってまたこれが異なる)
などなど・・・な上に、それが複雑に絡んでくるのと一個一個が割と経済経済している。
列挙しただけでも暇しないんですよね。
正直、テクニカルだけで良いのだ!!!
って思っている人もいて、私は過去はテクニカルトレーダー(スキャルピング派だったし)だったんですが、中身見ながらトレードしたほうが「圧倒的に面白いです」
私の場合は取引とかトレードが稼ぐ手段っていうか、そもそもの目的になっちゃってる感じはありますが・・・
で、結局テクニカルだけで勝てるのか?と言われると、最低限のテクニカル要因以外で動く時間帯をさけてテクニカルに乗れば、勝てると思います。
どっちが難しい!?
こういった話ってよく出るんですけど、
どっちも難しいんじゃないかな?w
相性にもよるし、知識レベルやトレードスキル、スタイルにもよる。
それこそレバレッジにもよるよね。
だから、バキ世界みたいにどっちが強いの!?ねえ?みたいなのは若干ナンセンスかと思ってます。でもそういう事言ったほうがRTやとかイイねされやすいんですよねww
仮想通貨FXと為替FXの違いまとめ
割とクローズドな知識、経験、トレードができるのが仮想通貨。
ワールドワイドな情報を追っていく必要があって、他にも応用が効きやすのが為替。
時事系とかねw
ただ、技術的な面を追っていくならクリプトアセットやステーブルコイン(あえて分けてみたが)なんかの決済分野については、非常に興味深いので、そのあたりを掘り進めていくなら、やはり関わっていたい分野トップ3に入るのがクリプト界隈だと思ってます。
最近は、ポジティブニュースと価格への影響としてかなり薄いので、
無理に保有する必要はない・・・か、現物握っておくのが吉という気もしますが。
では、そのうちトレードで見るべきところの違いの詳細を需要があれば書きたいと思います。
仮想通貨FXと為替FX取引の様々な「違い」を解説 https://t.co/oRtqE1Ca7Y
— 神沼 (@kaminuma_nico) October 23, 2018