こんにちわ。
今日は、いつの日からか仮想通貨界隈の人が使いたがる
「セリングクライマックス」(以後セリクラ)について、
今回の暴落具合を「セリクラ来たっ!!セリクラ来たっ!!」
と、セリングクライマックスっていうのが大底で、大きく反発するものだと信じて疑わない人に注意を兼ねて・・・という記事を簡単に書きたいと思います。
ちなみに、
記事執筆時点の2018年11月20日、BTCはなかなか継続的に下落中。
※画像は zaif BTC1時間足
15日前後のBCHのハードフォーク関連の市場の不安定での急落後から、更に19日に入って再度の大暴落。
ということが簡単に見て取れると思います。(それくらい、ストン、、、、ストンですね)
こういった暴落が起きるたびに、
「セリクラ来た!?」「セリクラだから買いじゃない?」
などと、「セリングクライマックス」という教科書的な動きが来ることを前提として買いを入れようとする人が結構いるように思いますが、
余程の手練でない限りは、
わざわざセリクラと言われるような暴落途中で買う必要なんてありますか?
という、ある意味での「投げかけ」を記事にしたいと思います。
ちなみに、
→BCHハッシュ戦争が引いた、仮想通貨暴落の引き金!影響は!?
上記の記事では、BCH関連のゴタゴタについてと、
その後の仮想通貨の相場について簡単ではありますが記載しています。
セリングクライマックス(セリクラ)って何!?
さて、皆さんは「セリクラ」ってどういう意味合いで使われて、何でセリクラと言われる売りの後に急反発が起きるか!?って点は考えたことがありますか!?
結論からいうと、絶対に急落後に急上昇を起こしてリバウンドするというわけではないんですよね。当たり前です。
誰も買わない相場で、上への買い上がりなんか起きるわけもなく、急落後にヨコヨコか・・・さらに保有している人が「いらない」と思えば、更に下落します。
「セリクラ」の条件なんかを言っている人もいますが、
売りのクライマックスですから、要は後から見てここが「セリクラ」だったね。
って程度のものに思っていないと、逆に足元すくわれる気がしてます。
セリクラに見られる「売りの特徴」
ちなみに、よく言われている
「セリングクライマックス」の条件!?というか、特徴と背景を記載します。
市場の状態としては総悲観状態。
文字通り、売りの最終局面(クライマックス)、
多くの前例の結果として、大底の可能性が高くなりやすいという条件になります。
特徴の一つとして、安値圏で出来高が急増していることがあげられます。
出来高が多いということは、早く処分してしまいたい人は、もう全員売ったのではないか?ということが1点。もう一つは市場のL玉のストップロス誘発。
ただし、その分誰かがその売り玉を買ってます。
さらに悪材料が出て、売りたい人が投げた新規買い組も「やっぱりいらない」ってなって投げれば、同じように更に下げます。
売る人が極端に少なくなってしまい、かつ市場心理が好転すれば、買う人が成りで買うなども多くなるため、価格が急反発することがあります。
出来高が多いことが必要との指摘をする人が多いですが、
この理由は、損切り(ロスカット含む)が集中して、「ストップロス巻き込みの短期的な出来高の急上昇を伴った下落」の場合は、市場のL玉の減少と、S玉の利益確定の反転売買&新規L玉の建玉というある種の市場のポジションのバランスが「価格を押し上げるのに有利に働く」ことからも、
底打ちの可能性は高くなるというロジックだと思われます。
セリクラだ!!!買いだ!!と思う前に
ワイワイガヤガヤと、セリクラぽいから買いを入れるのも楽しいならありですが、
皆さんがおろそかにしすぎな気がしているのが、
「悪材料での下落局面」の市場不安の原因の特定(推測)。
要は、何で下げているのか!?っていう話、テクニカルなのか何かファンダがあるのか!?
何もないのに下げているのか?→これが一番投資家嫌いそうだけど。
というのを、完璧な答えはないんだけれど、
「自分なりに考えて推測していくことを怠っている人」が多いように思います。(わからんけど)
基本的には、急落や急騰時はチャートのテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ的な材料があったのかどうかもチェック&推測しましょう。
そして、出来高が近年まれに見る大きさで「下落」しても安易に「セリクラ」だ!!
と断定するのは辞めましょう。
次の日に更なる出来高を伴って、もっと下落することもあります。
※先ほどと同様1hのチャート bitfinex版
(出来高が多かった1波の後に、出来高の断続的にじわじわ大きい2波目が来ている)
「セリクラ」っぽい下落時の買い注文の入れ方
さらなる出来高をもってさらに価格が下落するリスクも十分にあるため、
全力でポジションを打つのではなく、
買い出しの初動として動き出すポイントくらいに思って取引することが重要かなと思います。
数日後に大底をしっかりと確認できたら、追撃買いをすることもできますし、逆に下げてくれば願ったりかなったりでナンピン。
(ただし、この場合は損切りラインは明確に持って行なうことが大前提)
総悲観で「買う」というレベルなので、
周りと全然やってること違う!と言われるくらいのレベルの時なのかなとか思いますが、あくまで、
「逆張りの投資手法の材料の一つ」ですので、
ちょっと暴落(大暴落)ですぐに何かとかこつけて
「セリクラキターーーー!!上がる材料キターーーーー」
とか言う人は、
もっと本質的なところ見て投資(投機)しましょう。
よく見てくださいよ。
「基本的には良い材料ない」から下げてるんだからね。
そして、上げて来る時は基本的には
何かしらのポジティブ材料に反応したときか、
テクニカルのサポート意識されて多くの人がテクニカル的に買いを入れているかです。
セリングクライマックス(セリクラ)って何!?まとめ
何となく「セリクラ」を探すくらいなら、
反発確認してからトレンドに乗れば良いと思いますよ!?
という回答になります。
合わせて読んでほしい、
それでは、良いトレードを☆