12月3日~4日の相場は上値が重い展開となりました。
執筆現時点での前日比は世界のチャートによると、
マイナス2~3%程の下落となっています。
大きく下落というレベルではないですが、じわじわと下落しています。
ビットコイン市場概況(12月3~4日)
下記でまず12月3日~4日(執筆時点まで)を確認してみましょう。
まずは、チャートを見ていきます。
ビットコイン市場のチャートによる概況
※画像はビットポイントによるMT4チャートkaminuma改 15分足
左の赤いラインが12月3日の0時で、右の赤いラインが4日の0時で丁度24hです。
そこから右のチャート範囲が4日の執筆に入るまでの時間(15時過ぎ)までになります。
3日に入ってしばらくして、1万幅程度の下落。
4日に入る前に同様のレベルの1万幅程度の下落。
反発が弱くロングで入る場合は長期でポジを持ちにくいと言ったところでしょうか?
さて、では1h足の方を見ていきたいと思います。
※ビットコイン1h足
上記の15分足と同じく、二つの赤いラインが日付の変わるポイントです。
多分非常に見にくいので、日付ラインを消したチャートでサポとレジのラインを簡単に引いている画像が下記です。
※ビットコイン1h足、サポ、レジ付き
11月下旬から効いていたいのではないか?というラインを割ってくるストーリーが結構出来上がってます。
- 三角保ち合いからの、ローソク足は雲上から雲中に突入。
- 移動平均線の収束が起きている状態から、サポのラインの方へジワ下げ(上には行かずに)
- サポートのラインをブレイク。
- 下落方向スタート。
という流れがあったのは事実かなと思います。
ビットコインは
こういった下落トレンド時にはちょっとわかりにくいところで反発したりしますが、
逆に、目に見えやすいレジのポイントで、
再び下落基調に高速で反転して行くことも多い。
ので、反発が入ったら売りながら様子見で良いのかな?と思っています。
注)投資は自己判断でお願いします。
市況概況ではその一切の責任を負いかねます。
仮想通貨の間近のニュース(12月4日現在)
最新のニュースではありませんが、
ちょっと気になっていたものがあるので、下記に2つ?実際は大枠で1つかな?
の内容を記載して終わりにしたいと思います。
投資家保護のためICO投資を制限(金融庁)
世界中で仮想通貨に関しての規制や法案が作成されている中、
国内の金融庁でも、ICOに関して明確な制限を設けるとの話がでているので、そのことについてです。
12月1日に時事通信社が報じたところによると、
金融庁が「独自通貨を販売する事業者に登録を義務付ける方針」であると報道していました。
これによって、
独自のトークンによっての資金集めを行えるというICOを実施する側からのメリットが大きくなくなることは確定的になった(そもそもこうなるだろうとは思っていましたが)わけですが、
ICOといっても、まともにホワイトペーパー通りに行っている企業も多いとは言い難く、
(むしろICOを実施した企業の殆どが実がないと言っても過言ではありませんでしたね。)
資金を調達するならそれなりの手順は踏んでもらうという金融庁の対策であると言えます。
特に詐欺的な案件にICOが使われていた被害報告も多数あり、むしろICOの枠組みをきちんとすることでイメージカラーが払拭されるかもしれないですね(笑
ICO自体は非常に新規事業を行なう者にとっての資金集めとしては有力は方法なので、
その点は完全には潰さないようにしながら、
かと言って投資者保護もできる様子見の実行なのかもしれません。
今後も金融庁の動きには要注目と言えます。
金商法、改定資金決済法の改正を目指している状況
上記で話をした、ICOの規制の件とも関連している報告からの内容ですが、
「金融商品取引法(以下金商法」と改訂資金決済法の改正自体を、国会の来年度の通常国会で、それぞれの改正案の提出を目指す」とのこと話もありました。
まず、ICOの規制の件で、金商法の改正案を提出することが1点。
これは、前回お伝えした内容に関してを法的に規制(義務付け)するために行われるものです。
そして、金商法の改正によって行われるものと思いますが、
不正確な情報を意図的に流して仮想通貨の価格を不当に釣り上げるような行為に対しても金商法で禁止条項が盛り込まれる方針であると言います。
風説の流布の禁止という法規制は有名なところですが、仮想通貨に関しても適応されると考えて置いて良さそうですね。
仮想通貨に関しては、いわゆる「買い煽り」「売り煽り」が根拠なく拡散されたりする中で、市場規模が小さいがために売り抜ける仕手集団がいた(いる)のも事実であり、私自信も何度も確認しています。
そういった、悪意ある取引者への抑止力になる可能性は十分にあるかなと思います。
ビットコイン市場概況(12月3~4日)まとめ
現状見る限り、小反発はあっても何らかの良ファンダメンタルズがなければ
テクニカル的には上値は重そうである。