「ビットコインホワイトペーパー」と呼ばれているものを解説!!他の通貨との違いはあるの!?

こんにちわ。

仮想通貨(暗号資産)の界隈に居れば、

必ず聞いたことがあるであろう、仮想通貨の用語、

「ビットコインホワイトペーパー」と呼ばれているものに関して、

そもそも、ビットコインホワイトペーパーとは何なのか!?

という点を解説してみようかなと思います。

仮想通貨の多くは「ホワイトペーパー」というものを発行しています。

しかし、それらは本質的な部分で、

ビットコインホワイトペーパーとは、異なる本質のものと言ってもいいかと思われます。

そちらは後述します。

ビットコインホワイトペーパーとは?

そもそも「ホワイトペーパー」という単語は、日本語に訳すと「白書」という意味合いです。

本来は、政府などが国民に広報するために用いられるのが一般的な使われ方でした。

しかし、近年になって企業などが発行する報告書などの多くも「ホワイトペーパー」と呼ばれている背景があり、「特定の技術や商品の利点を支持する文章」という意味あいでも使わることも多くなっています。

仮想通貨界隈に入れば、一度は見聞きしたこともあると思います。

仮想通貨のホワイトペーパーは、

その発行される仮想通貨の思想や、企画的な内容、現段階の構想、そして技術的な内容を網羅している文章一般を指すもの

であり、

仮想通貨の発行前後に、

その仮想通貨を知ってもらう為の公開文書的な意味合いが強い

側面を持っている

と言っても過言ではありません。

一方ビットコインのホワイトペーパーとは、ブロックチェーンという技術、ならびに利点を支持する目的として公開されているもの自体が「ビットコインの原論文」なため、

先程冒頭で言ったように、「他の仮想通貨のホワイトペーパーとは意味合いとは若干ことなるホワイトペーパーである」のがビットコインホワイトペーパーという書き方をしました。

2008年にナカモトサトシという匿名の人物によって公開された論文がそれにあたります。

原論文名 「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
日本語訳 「ビットコイン:P2P電子決済システム」

となっていて、誰でもネット上で見ることができます。

(原論文名にはオリジナルリンクを、

日本語訳のリンクには翻訳してくださっている方のリンクを貼っています)

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ビットコインホワイトペーパーの中身とは?

ビットコインホワイトペーパーの中身は、

ビットコインの発行の行い方、マイニングの理論など技術的なことが多く書かれています。

一言で言うと(私が一言で言って良いものかわかりませんが)

「金融機関などの第三者を通さず、

送金コストが安く取引できる電子マネーの技術についての論文」

とでも言えば良いのでしょうかね?w

私も2014年に一度はしっかり読んだつもりですが、正直ちょっと詳細は思い出せずです。(笑

中央にサーバーを置かずに、ネットワークで接続された端末同士でデータをやり取りするピア・ツー・ピア(P2P)という仕組み(P2Pの技術は2000年ごろから実用化され始めて存在していました。)を使い、非中央集権的なやり取りを可能にできるといったものです。

また、マイニングアルゴリズムの一種であるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)により、取引情報の改ざんを事実上不可能にする仕組みがどのようなものなのかについても解説されているのもビットコインホワイトペーパーです。

ビットコインホワイトペーパーの技術的な記載内容

技術的な内容を簡単な解説として記載していきます。

取引記録をチェーン状につなげて、かつ「その取引を参加者全てが見える」ようにすることで、

不正が発生しない仕組みとしています。

全ての参加者で監視することが可能なため、安全性の向上が可能になります。

全てを記録してある台帳に、新たに一つ取引記録の入った「ブロック」を足すシステムになっており、ブロックに計算式を組み込み、その正解を参加者(マイナー)が解くことで新たなブロックが完成しチェーンに一つ足されます。

この結果を改ざんするには、1番最初のブロックからデータを書き換えていかなくてはならず、書き換えようとしてもその前に新しいブロックが出来上がってしまうため、

実質的に改ざんは不可能となる仕組みとのことです。

取引が発生すると、ブロックから出ているノード全てに発信され、繋がろうとします。(接続ノード数とかがこういったところの話ですかね)

もし、2つ以上同時に接続された場合、その先に長く伸びた方が正とされ、伸びなかった方は長い方に繋がりブロックとしてまとまります。

※例外ありです。

短い方でも、ハッシュパワーが多く費やされているチェーンを正規チェーンと選択するという内容も論文に含まれているようです。)

これにより通常では基本的にはチェーンの分岐は起きません。

ブロックを作った人にインセンティブ(ビットコイン)を支払うシステムを導入することで、攻撃するよりもブロックを生成したほうが利益になり、ブロックを作る人たちの動機づけにしました。

上記が、ビットコインホワイトペーパーの技術的な仕組みの基本的な部分の中身です。

実際は計算式などを多用して説明されています。

「ビットコインホワイトペーパー」まとめ

ビットコインホワイトペーパーは9ページ程度の短い論文ですが、その仕組み(大元の理論)はいまだに一度も破られたことはありません。

さらに言えば論文公開から10年近く経って発生した事件に関しても、そうなることが予期して設計されていたような記述があり、本当に驚かされるばかりです。

それでは、本当に簡単にですが、解説っぽい感じで記事にしてみました。

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