今回から、
「FX取引」に関して、基本的な内容を詰めたものを記載して行ければと思っています。
このサイトを巡れば、入門書を購入する必要がないという内容にしていきたいと思っているので、細かいところまで書いて行けたらなと思います。
解説でこのあたりが抜けているという話があれば、是非連絡を気軽にお願いします。
では、早速・・・
FX取引(外国為替証拠金取引)とは!?
目次
現在ネットを見かけると、
FX取引=レバレッジを掛けた取引
の様に思われていますし、現にそのようにも使われていますが、
本来の意味はFX(Foreign Exchange=外国為替)という意味で、FXをすると言う使われ方には若干の語弊があるような気がしています。
FX+取引=FX取引をする
というお話なら、外国為替取引なんだなという理解になります。
外国為替という文言自体は「外国為替取引」「外国為替市場」「外国為替相場」
の様な使われ方をするのが一般的ですが、普及の過程で「現物取引」とはことなるレバレッジ取引=FX
という認識になっていっているのかなと思っています。
さてでは、一般的に言われているFXとは何のことを指すのでしょうか?
答えとしては【外国為替証拠金取引】のことを一般的に指すようになっているように思います。
外国為替自体の意味は、
【異なる通貨の交換】→【通貨ペア】売買取引のこと。
円を売って、ドルを買うなどが外国為替です。
そして、その異なる通貨を交換する際に私達が使う値段のことを「為替レート」と呼びます。
為替レートのつき方(変動の仕方)については
→外国為替レートが動く理由を少しだけ解説してみた記事[初心者向け]
でも解説していますし、第3章がこの記事になるとおもいます。
そして、その為替レートを決定するための市場を外国為替市場と呼んでいます。
外国為替市場は、株や仮想通貨などとことなり、尋常でないほどの取引量を誇っており、取引高は全世界で約350兆円程度あると言われており、世界最大のマーケットと言えるかもしれません。
(出来高のカウントの仕組みが取引所取引と若干異なる可能性があるため、一概に比較していいかわからないですが)
通貨ペアとは?
外国為替というのが、異なる二国間の通貨の交換であることは上述しましたが、
交換するには必ず2つの通貨が一対になっています。
この2つの通貨のペアを【通貨ペア】と呼んでいます。
例えば、円とドルの通貨ペアの場合は
「USD/JPY」というように表記されます。
この三文字で表記されるのを各通貨の表記方法→「カレンシーコード」と呼び、
→カレンシーコード(通貨コード)とは!?決定方法などの解説!
各国で決まっています。この通貨ペアの見方としては、
「先に表示されている通貨1単位に対して、次に来る通貨がいくら」
という具合になります。
現在のUSD/JPYは「1ドル109.45円」という様な見方をします。
この、先に来るかどうかに関しては通貨ペアのうちのどちらが先にくるか(ペアコード)には決まりがあるため、そこまで意識しなくても良いですが、覚えておきましょう。
表記される順番が早い方から
ユーロ>英国>ユニオンジャックのある国>米>その他先進国>その他新興国>日本
となっており、上記のルールに乗っ取ると・・・
例 JPY/USD という表記はしないといった感じです。
例 USD/EUR もしないです→正しくは EUR/USD
外国為替証拠金取引とは!?(レバレッジ説明)
先程、FX取引とは本来は外国為替取引のことを指しますよというお話をしましたが、
現在ではFX取引=外国為替証拠金取引で使われることが非常に多いので、
外国為替証拠金取引がどんなものなのかをお話したいと思います。
読んで字の如く、
①外国為替を
②証券会社に証拠金を預けることで
③レバレッジ(倍率をかけて)
④その証拠金を担保に
⑤買いからも売りからも取引に入れる
というのが、簡単に言うFX取引の特徴です。
証拠金システムでは、「差金決済」という方法が取られていて、
取引によって発生する差額だけを、取引を終了する時に精算することになっている。
差額がプラス(儲けた)時は預入証拠金にその金額が加算され、
差額がマイナス(損失)時は預入証拠金からその金額が減額される。
そのため、大きな金額を用意しなくても、レバレッジをかけることで大きな金額を動かせ、さらには損失も取引開始→終了時の差額だけが口座から差し引かれるため、元手を少なく大きな金額の取引ができるというのも、FX取引の魅力の一つである。
※ちなみに、執筆時点での現状は国内のレバレッジは最大で25倍までかけることができる。
これは、10万円預ければ、単純計算すると250万円分までの取引ができるということである。
これが、レバレッジというもです。
ただし、もちろん利点ばかりではない。
取引する金額を単純に10倍にすると理解しやすいが、同じ利幅や損幅をとったとしても10倍の利益、10倍の損失になってしまう。
利益が重なれば大きい数量で行なうメリットは十分あるが、損失を出した時の大きさも10倍になってしまうため、最初から大きな取引量は行わず、まずは少額から始めるのが基本と言えます。
FX取引の取引時間について
株と違って、FXの場合は土日を除く平日の24時間が取引時間です。
理由は、世界のどこかの市場で為替のマーケットが動いているからで、日本に住む我々もロンドン市場やNY市場が動いていれば、そこで提示された値段で市場参加ができるというわけである(すごく簡単に説明していますが、実際は店頭FX業者なんかを挟みます)
また、市場に関してはこちらにまとめているので、
是非合わせて読んでくださいね!
→世界の「外国為替市場規模」上位のメイン国を解説!!簡単な国別ランキングもあり
大きい市場の特徴なんかもまとめているので、参考にしてみてください。
(最近は仮想通貨が365日24時間市場が空いていて、こちらの今後の金融市場としての発展も面白そうだと観察してはいます)
FX取引(外国為替証拠金取引)とは!?まとめ
今回は、本当に導入部分ということで、
- 通貨ペアとは?
- 外国為替証拠金取引とは!?(レバレッジ説明)
- FX取引の取引時間について
という、初歩的な解説をさせてもらいました。
次回は、FXの取引を行っていく上で知っておくべき単語
注文にあたっての用語・損切り・ロスカット・注文方法などなどの
単語などを、実際の取引画面を見ながら解説していきたいと思います。
それでは、今回はこのあたりで
2章は
→FX取引(外国為替証拠金取引)の取引時基礎用語の解説(2章)
こちらです。