今回が第2章になります。
第2章では、外国為替証拠金取引関する基本的な用語についてを画像などを差し込みながら、解説していきたいと思います。
こちらも、この用語の解説なんかがあったほうがいいんじゃない?
という部分がありましたら、是非kaminuma_nicoに連絡ください。
ちなみに、前回の第1章はこちらです。
それでは、FX取引の基礎用語の解説いってみましょう!
FX取引の(外国為替証拠金取引)の取引時基礎用語の解説
まずは、注文や取引をしていく上で確実に押さえておきたい部分を解説していきますね。
画像を見てみてください。
これは、MT4と言われるFXの取引ツールの売買発注画面です。
この画像を見ながら、各用語についてまず解説していきたいと思います。
スプレッド
①で表記した部分です。
左の数値と右の数値の差があると思います→この場合は0.5銭の開きがありますね。
これをスプレッドと言って、売りと買いの価格の差のことを言います。
このスプレッドはFX取引を提供する業者によって異なります。
理由は、このスプレッドの中に業者の手数料が含まれているためです。
そのため単純な話だけをすると、このスプレッドが狭いほうが取引する側(私達)にとっては利点があると言えます(スリップやスプレッドの乖離などのため一概には言えませんが)。
上述した手数料が含まれているという話ですが、小話で少しだけ脱線話を。
銀行に比べて、FX業者の手数料(スプレッド)は物凄く狭いです。
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しかし、上記の画像で言う、0.5銭の内の0.2銭が手数料だった場合は、レバレッジを掛けているトレーダーたちのlot✕0.2銭分が何もしなくても(取り次ぎ業者だった場合は)入るということになり、多く取引をしてもらう方が業者としても好ましいのです。
加えて、FX業者が乱立して競争が激しくなった結果、スプレッドは狭くなっていきました。
今ではスプレッド0.3銭固定の業者も多いです。
上記の【取り次ぎ業者だった場合】という内容は、店頭FX業者の業者形体であるA-book業者かB-book業者かという違いがありますが、今回は割愛します。
ロット(lot)
数字の②で記載されているところです。
今回1.00と記載されていますが、これがロットと言われるもので、
「取引する量」のことです。
今回は、MT4で表示されているので、1lotが10万通貨になります。
海外口座やMT4表記だと1lotが10万通貨で表示されていることが多いので、
誤発注に注意です。
基本的に、国内業者だと1lotは1万通貨であることが多いです。
最近では、0.1lot、0.01lotから取引できる(最低取引lot数が低い)業者も多くあって、
(100通貨FX取引、1000通貨FX取引)
初心者の人はそちらからはじめて見るのが良いかと思います。
中には、1通貨取引からできるところもありますが、そういったところを利用する場合は、トレードというよりも外貨預金のような用途に使う形になりそうですね。
Bid Ask
画像では「SELL BUY」となっています(注文画面なので売りと買いが表示されていると思います)が、
Bidは売りの値段のこと、
Askは買いの値段のことです。
Askに関してはOfferと呼ばれる(書かれる)こともあります。
基本的に為替の相場価格はBidとAskの2つの値段の組み合わせで出来ています。
どちらかだけ表示されるということはありません。
エントリー
通貨ペアのロングやショートの注文をだして、下記のポジションを保有すること(取引を開始すること)を、エントリーするという言い方をしたりします。
109.38でロングのエントリー、109.45でエグジット(利益確定)
この場合、後述する部分である7pipsの利益が出たという形で使います。
ポジション
FX証拠金取引の様な「差金決済」の取引では、通貨を買ったり売ったりできる訳ですが、
その状態がどういった状態かを表すのが「ポジション」と言われる言葉です。
ポジションの考え方は基本的には、
- 買い持ちが多い(ロング)
- 売り持ちが多い(ショート)
- 均衡している(スクエア)
という考え方がありますが、
基本的には難しく考えずに下記のロングとショートの説明で問題ないでしょう。
通常の個人のFX取引では、
エントリーをし【取引を開始して決済するまでの状態】を
ポジションを持つと表現したりします。
例えば、ドル円のロングの注文を入れて約定した場合、ロングポジションを持っている。
逆にドル円のショートの注文を入れて約定した場合、ショートポジションを持っている。
という様な使い方をします。
そして、上記の様に反転売買を行うと
【ポジションの解消=ノーポジション】
という様な使い方をします。
ロング
上記の画像のBUYのボタンを押した場合、
「注文でロングを入れた」という様な表現をします。
ロングとは【買いで持っている】ということです。
ドル円のロングという表現をした場合は、通貨ペアドル円を買い注文を入れたということになります。
ショート
今度は逆に、上記の画像のSELLのボタンを押した場合、
「注文でショートを入れた」という様な表現をします。
ショートとはロングの逆で【売りで持っている】ということです。
ドル円のショートという表現をした場合は、通貨ペアドル円を売り注文を入れたということになります。
スクエア
為替の取引はロングの注文を入れて、決済して次のポジションに移るというだけではありません。
そのため、スクエアという状況が発生します。
(この部分は読み飛ばしてもらっても構いません)
下記の画像の様に、買い持ちと売り持ちが均衡している状態をスクエアと呼びます。
利益確定(エグジット)と損切り
利益確定は例えばドル円でのロングポジションを持った後に、円安に傾いた場合の決済を行なうと、利益が乗った状態でポジションをクローズ(決済)することです。
また、逆に損切りとは、上記同様にロングポジションを持った後に円高に傾いてしまった時に損失を限定させるために、損失を確定させる(損失決済)ことです。
この利益確定と損切りの幅を決定させたり(ポジションのリスクリワード・レシオ)はトレードで利益をあげていく肝にもなってきます。
pips
pipsとは、トレーダーがよく何pips取ったなどと話しているのを聞いたこともあるかと思います。
今週のドル円トレード結果
1月14日 +17.3pips
1月15日 +1.5pips
1月16日 +4.0pips
1月17日 -4.5pips
1月18日 +11.9pips計 +30.2pips
先週がいつも通りなトレードできなかったので、
今週は私っぽいトレードができたなあという感じ。一週間でたかが30でも継続大事。#ドル円
— kaminuma (@kaminuma_nico) January 18, 2019
これは私のツイートですが、こんな風に損益がどれくらいだったかを記録していくときなんかに使いますが、
pips自体は、その通貨の為替レートが動く時の最小単位のこと(刻み値)を表しています。
第3章はこちらです☆
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