こんにちわ。
FXなどを行っている時に、疑問に思ったこともある人もいるかもしれないですが・・・
通貨の3文字のコード(USD・EUR・JPY)
などは、どういった決まりで決定されているのか?というお話をしたいと思います。
FXの取引とは直接関係ありませんが
豆知識と思ってそんなに長くならないと思いますので、良ければおつきあいください。
カレンシーコード(通貨コード)とは!?
カレンシーコード(currency code)とは、各国の通貨をアルファベット3文字で表したもので、
代表的な米ドルでいうと【USD】となります。
このカレンシーコードはISO 4217に準拠して決定されているものです。
(ISOとは国際標準化機構と言って、世界で規格がバラバラだと困るので国際的に一定のルールなどで同じように扱おうといったものです)
このISO 4217で定義される国の通貨コード3文字は、
分解すると2つのパーツから表すことが出来ます。
一つは、最初の2つのアルファベット(米ドルなら US)の部分と、
3つのアルファベットの最後の1文字(米ドルなら D)である。
要は
米ドル= US+D =USD
という形になっているのが、カレンシーコードの特徴です。
カレンシーコードを分解して解説
それでは、まず最初のアルファベット2文字に関してを解説していきます。
この2文字は、ISO 3166-1 alpha-2という規格でできていて、
ISO 3166-1 alpha-2というのが、 ラテン文字2文字による国名コードのことです。
つまり、最初の2文字は国名コードが来ているということです
(まあ、何となくわかりますよねw)
そして、最後の1文字は何かと言うと、通貨の頭文字。。。という訳です。
例えば
米ドルだったら、通貨の頭文字は「ドル」なので「dollar」 で D
日本円なら、「円」で「YEN」なので Y
といった形になっています。
また、余談ですが金(XAU)や銀(XAG)などもISO4217規格に入っていますが、
この頭文字のXは貴金属意外にも、特定の国のものでないもの(通貨同盟)に関して頭文字にXが付けられています。
簡単に言えば、複数の国で同一の通貨が使われている場合などもXが頭文字に入って始まる様になっています。
例えば東カリブ・ドル、CFPフランなどに対しても、貴金属なんかと同様に「X」で始まるコードが割り当てられているかたちになっています。
また、最近の仮想通貨(暗号資産)でのXRPやXEMなんかも、このカレンシーコードを意識して頭文字がXとなっているものと思われます(特定の国でないもの)。
ユーロはなぜ【EUR】なのか?
ここで、ちょっと疑問に思った方もいるのでは!?
ユーロは「EUR」で表されていますよね・・・
なんで?複数の国で使われているのであれば、EUのカレンシーコードは「XEU」になるのではなかろうか・・・と・・・
ちなみに、この「XEU」に関しては、1979年から1998年にかけては欧州通貨単位のコードに指定されていたそうです。
確定した情報とは言えないのですが、EUという経済集合体の頭文字を取っての「EU」という部分に本来はeuro(通貨)のEで「EUE」となるはずでしたが、
ロシアのルーブル「RUB」(規格上だけで行けば「RUR」がコード名だが例外。
のような形で、EUEではなく、euroのRを取って「EUR」となったのではないでしょうか。
ちょっとこの辺りの詳しいいきさつまでたどり着けませんでした。
廃止されたカレンシーコード
カレンシーコードは有効なもの(現在も使われているもの)と
廃止されたカレンシーコードが存在します。
廃止されたカレンシーコードというのは
歴史的に通貨併合などがあって、消えていった通貨たちということになります。
有効なカレンシーコードの表記を見るのも面白いですが、
廃止されてしまったコードから歴史を見るのも面白いかもしれませんね。
それでは、今回の記事はこの辺りで。
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