前回の記事から当ブログでは、
【ファンダメンタルズ分析を行う上での要因】についてを解説していますが、
今回の記事では、
それぞれのファンダメンタルズ要因が、為替相場にどのような影響を与えるのか!?
ということを、比較的短い内容の記事として、
図解風にしてお話ししたいと思います。
各ファンダメンタルズが為替相場に与える影響
ファンダメンタルズの為替相場への影響と言う意味での重要性は、
別途の記事で記載します。
→FX取引(外国為替証拠金取引)の勉強に役立つ記事まとめ!神沼のFXの参考書☆
こちらの記事の第6章にあたる記事で記載になるかと思います。
今回は、単純にそれぞれのファンダメンタルズ要因の値(予想より高いか低いか等含む)が、
為替へどのように影響するのかと言うことについてをメインに話をしていきたいと思います。
今回解説していく内容としては、大きく分けて5つです。
- 金利
- 収支(主に貿易収支)
- 経済成長率
- 国内消費
- センチメント
となっています。雇用については今回は入れません。
上記それぞれが独立して為替に影響を与えているいるわけではなく、
密接に関係しているものですが、
それぞれの発表があった段階で、
円高に動くのか円安に動くのかと言うことを図解していきたいと思います。
ただ、ご理解してほしいのが、確実にどっちに動くというわけではありません。
その時々の市場参加者の折り込み度などによって大きくことなります。
時には、材料出尽くし感から反対に動くことすらあることを頭に入れておいてください。
そのため、指標発表の前後のトレードは慎重に行うというのが管理人の見解です。
では、それぞれ見ていきましょう。
ファンダメンタルズと為替相場に関しての影響(図解)
まず、ざっくりと各指標群の値とどう為替が動くかと言うことを図にして見ました。
下記の画像をまず見てみましょう。
ざっくりというと上記のような形で、
それぞれが通貨高要因or通貨安要因として存在します。
その中で、また影響が大きいもの、小さいものなどがあるわけで、
それぞれが為替の相場に影響します。
金利(政策金利)
中央銀行が決定する政策金利(中央銀行が一般の銀行(市中銀行)に融資する際の金利)
で、中央銀行の金融政策によって決められます。
一般的には、
景気が良い場合には高く設定され、景気が悪い場合には低く設定される。
→今の日本の金融政策とアメリカの利上げ現状を例として考えてみてください。
(注)じゃあ何で新興国の政策金利(南アやトルコリラ等)は高いのか!?
→決して、
景気が良い=金利が高くなる
わけではない。
からです。
経済的な信用力がなかったり政治的な混乱がある場合などは、
高い金利でないと資金調達できない→政策金利が高くなる
場合もあり、さらに言えば政策金利を上回るインフレ率などがある新興国などでは、
高金利だからといって通貨高にならないこともままあるため、注意が必要です。
収支(貿易収支)
→貿易収支の項目を参照の程。
経済成長率(GDP値含む)
ファンダメンタルズ分析の要素 GDP(国内総生産)に関しての簡易解説!と生産系指標(6-1章)にて記載しているGDPについての内容を読んでいただければと思います。
↑GDPについて色々書いてます。
国内消費
国内消費は、ファンダメンタルズ分析の消費の項目を読んでいただきたいと思います。
→
センチメント
こちらも、ファンダメンタルズ要因の解説である、
センチメントについてを読んでもらたらと思います。
→
各ファンダメンタルズが為替相場に与える影響まとめ
今回は簡単に図にて各ファンダメンタルズ要因の指標の値が高いか低いかなどで一般的にどう為替相場に影響があるのかと言うことを見ていきました。
それぞれの指標などの詳しい内容に関してはコンテンツとしてリンクを貼っていきたいと思っています。
金利に関してもまた別途詳しく解説をしようかなと思っていますので、
長くなったとしても、その辺りはどこかで書きたいなと思っています。
それでは、今回はこの辺りで。
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